■都営地下鉄…車両
5300形(初期型)
製造初年 1991年3月
製造所 ・日立製作所(5301・5302・5311〜5314)
・川崎重工(5303〜5306)
・日本車両(5307〜5310)
所属本数 14本
解説 浅草線開業当初から走っていた5000形の置換え・浅草線の輸送力増強のため、1991年に導入を開始しました。都営地下鉄でははじめてのVVVF制御やアルミ合金車体・8両固定編成で以後の都営地下鉄車両のベースともなった車両です。運用範囲はとても広く、京成線は成田、京急線は三崎口・新逗子、北総線は印旛日本医大まで乗り入れます。

5300形(後期型)
製造初年 1994年5月
製造所 ・日本車両(5315〜5317)
・近畿車輛(5318〜5321)
・日立製作所(5322〜5326)
所属本数 12本
解説 初期型に引き続き、増備してきた5300形ですが、5315Fから人身事故時の巻き込みを防止するため、スカートが小型のものから大型のものに変更され、イメージが大きく変わりました。主要性能・運用範囲は初期型と同様です。
※初期型・後期型の分け方は当ページの編集の都合で便宜上、つけたものです。

5300形(5327F)
製造初年 1998年3月
製造所 ・近畿車輛(5327)
所属本数 1本
解説 当時、京急線内における都営運用快特の120km/h運転が計画されていたため、主電動機の出力を増強し一部仕様を変更したのがこの5327Fです。
従来の編成も5327F同様の主電動機に変更する予定でしたが東京都の財政が厳しく、断念しました。 
外観は5300形後期型に準じており、大きな変更は無いものの登場当初から転落防止幌が取り付けられており、5300形唯一、転落防止幌にラインカラーが入ったものを使っています。

10-000形
製造初年 1978年11月(試作車は1971年11月)
製造所 ・日車(10-010・10-100〜10-180)
・東急車輛(10-020〜10-090)
・日立製作所(10-190〜10-210)
・近畿車輛(10-220〜10-240)

・川重(10-010〜10-110の末尾7・8)
・日立(10-120〜10-180の末尾7・8)
所属本数 6本(最盛期:24本)
解説 新宿線開業当初から走り続けているのがこの10-000形です。
また、都営地下鉄で最初で最後の電機子チョッパを採用しています。
導入期間が長かったことから、製造所も多く、編成のバリェーションが多いのも特徴の一つです。 現在、10-300形の導入によって多くの編成が廃車となり、最盛期の24本から6本まで減っています。